この記事では、第二新卒の転職先として、「ベンチャー企業」と「大手企業」のどちらに転職するべきか定まっていない人向けの記事となっています。
また、具体的にどういった人がベンチャー企業に転職をするのか、大手企業に転職をするのかといった疑問にも答えていきたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください!
第二新卒とは
そもそも第二新卒についての理解は十分でしょうか?
状況によっては対象にならない方や、期限が迫っている方などもいると思いますので、改めて簡単に触れたいと思います。
第二新卒とは?
一般的な認識としては大学を卒業してから3年以内に転職を希望している人が当てはまります。
実は第二新卒という言葉には絶対的な定義はなく、企業によって解釈も様々です。なので5年以内を第二新卒と定める企業もあれば、就業してから2年以内と定める企業もあります。
第二新卒の求人を見る際は注意してみて下さい!
既卒との違いは?
よく第二新卒と並べられ勘違いを生んでいるのが「既卒」です。
しかし、既卒は明確に定義されており、学校を卒業してから就業経験がない人を指します。
非常によく混合されるので、これを機に覚えてしまいましょう!
第二新卒の転職はベンチャーと大手どっちがいい
さて、本題に戻りますが、長年議論されているベンチャーvs大手企業、どちらにどんなメリット、デメリットがあるのでしょうか?
それぞれの特徴を理解していないと、あなたの転職後の理想像と大きな乖離が生まれてしまいますので、しっかりと理解する必要があります。
また、理解すると共に自分自身はどんな理想像があるのかを考えて下さい!
ベンチャー企業のメリット
まずはベンチャー企業のメリットから解説していきたいと思います。
企業と共に成長することができる
ベンチャー企業で働くと経営を身近に感じる事ができるのは事実です。
少人数であればあるほど、トップとの距離が近く、成長スピードも著しいため、自身の成長と並行し企業の成長を見る事が可能です。
大手企業では、企業の成長という側面では、ある程度の高さまで登っているので「共に成長」というのは難しいです。
ポストが空いている
ポストとは、企業の役員職や経営幹部のポジションの事です。
ベンチャー企業であれば、成果を出せばすぐに重役に就くことも夢ではありません!
また、ポストに就くことで裁量や権限が付与され、早くからマネジメント経験や役員会議などの上流の仕事に関わることができます。
比較的自由である
企業によっては、時間や仕事の仕方に対する明確なルールが定められておらず、どこでも好きな時間に自由に働けることも多いのが特徴です。
むしろこれからルールを創っていく立場にあるので、大手企業よりもそういった面では自由に働くことができます。
大手企業のメリット
続いては大手企業に転職するメリットについて解説していきたいと思います。
整っている
やはり一番の魅力はあらゆる体制や、制度・設備・福利厚生が整っていることだと思います。
社員が快適に効率よく働くための環境作りは、ベンチャー企業では真似できない凄みがあります。
転職時の最優先事項として、福利厚生や制度の充実さを重視する人も多くいるので、そういった人には分かりやすい判断材料になるのではないでしょうか?
じっくり成長できる
大手企業には第二新卒者にも、研修等が用意されていることがほとんどで、安心してじっくり成長していく事ができます。
未経験で不安な方や1から丁寧に教えてほしい方など、地盤をしっかりと作りたい人にはとてもいいと思います。
仲間が多い
採用人数がベンチャー企業に比べ多いため、第二新卒でも同期やそれに近い人と巡り会える機会が多いです。
なんだかんだ同期がいると助け合えたり、支え合えたりするので重要だったりします。
ベンチャー企業のデメリット
続いてはベンチャー企業のデメリットについて解説していきたいと思います。
ある程度即戦力が期待される
数少ない枠で戦うため、ある程度の技術力や経験は求められます。
教育に割く時間と、コストが多くないため、自分でキャッチアップしていく力も重要になってきます。
未経験での採用なら尚更、自走力は求められ、能動的に動けない人材は求められていないので注意が必要です!
超忙しい
これは経験則ですが、ベンチャー企業はめちゃくちゃ忙しいです。四六時中次から次へと新しい仕事が生まれます。
どの社員も売上を上げるためや、企業を大きくするために常に仕事のことを考えコミットしています。
ライフワークを明確に分けたい方やルーティンワークが好きな人にとっては厳しい環境かもしれません。
経営者に左右される
良くも悪くも経営者の一言や行動で大きく会社の動きが変わります。転職時にやりたかった事業が、入社後しばらくしたら撤退なんてこともザラにあります。
また、会社自体の雰囲気や働きやすさも経営者の色がそのまま出ます。成果だけを追い求める成果主義タイプや、和やかで柔らかいチームワーク主義タイプなど様々です。
いわゆる経営者ガチャですね(笑)自分の成長にプラスになる人に出会えるかが非常に重要です。
大手企業のデメリット
続いては大手企業のデメリットについて解説していきたいと思います。
のんびり感じる
人によってはメリットかもしれませんが、若い段階で大きな成長を欲している人にとっては少々生ぬるく感じるかもしれません!
それに伴い給与の面やできることの量、裁量などでも差が出てくるかもしれません。ただ、着実に地に足をつけ成長はできるので、どちらをとるかですね。
謎ルールが多い
大手企業には昔からのしきたりやルールが複数存在しています。
私が聞いた話だと、特に体育会系の企業は顕著で、朝イチに自社の社訓を発声するルールや、先輩には片膝をついて話を聞くなど意味不明な社内ルールがいくつも隠れ潜んでいます。
これらに抵抗を感じない方はいいですが、抵抗を感じる方は、予め調べ尽くしておくのが良いでしょう!
人間関係の悩みが尽きない
ベンチャー企業よりも、多くの人間が社内にいて、全然知らない人も多くいます。その分コミュニケーション疲れや、気を使う場面が多く大変です。
また、相性の悪い人や気に食わない人と遭遇する機会も当然多いです。人付き合いという点では注意が必要です!
目標によってどちらに行くべきかは分かる
ここまでは、ベンチャー企業と大手企業それぞれの、メリットデメリットや特徴を解説してきましたが、結論どっちがいいのか分からないという人のために、それぞれに向いている人について解説したいと思います。
正しくは、「向いている」「向いていない」という考えではありません。ここで考えるべきは、どちらの選択の方がより『自分の目標に最短で辿り着くか』に着目すべきです。
第二新卒での転職となれば、求職者も企業選びや今後のキャリアについては一層慎重になるはずです。
未来のなりたい姿や理想像を掲げた時に、どちらにいる未来の方がよりハッキリと達成できていそうかを考えてください。
ベンチャー企業の方が早く達成できる可能で高い目標
ベンチャー企業といえばやはり、
・20代起業
・20代独立
・裁量権
・若手役員
・新規事業に関わる
などが挙げられると思います。
各目標の詳細な理由や、達成するために必要な細分化された目標などは一旦置いておき、ベンチャー企業の方が早く達成できる可能性が高いのは事実です。
やはり、身近で経営を感じられる点や、企業と共に成長しゆくゆくは幹部ポジションなどはベンチャー企業に就職する醍醐味でもあります。
また、20代という若い年齢時に達成するという目標を掲げる場合はベンチャー企業の方が確率は高いと思います。
大手企業の方が早く達成できる可能で高い目標
一方で、大手企業では、
・安定収入
・40代で役員
・ワークライフバランス
などが挙げられると思います。
ベンチャー企業と比較し、安定や生活との両立が目標になっている場合は大手企業の方がメリットだらけです。
これらから分かるように、自身の目指す目標や理想像によってどちらが向いているか変わります。
良くも悪くも、ベンチャー企業は能動的で自分で仕事を生み出せる人でないと厳しいとも思います。
一方で、若い内から苦労してでも成長したい熱意があったり、経営を学びたいという人にとっては、ゆっくり大切に育ててもらえる大手企業はつまらなく感じると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ベンチャー企業だろうと大手企業だろうと、自分自身がどうするかは変わりません。どんな成長を描くかが大切です。
また、昔SNSで見たことがあるのですが、ベンチャー企業にいく人はそもそも、大手企業と迷わないというのを見たことがありますが、正にその通りだなと感じました。
短中期的な目標や、やりたいことが明確な場合はベンチャー企業に行く人が多いのも事実なので、逆に迷われている方は、一度大手企業に行く選択が正解かもしれませんね!
存分に迷って結果を絞り出してください♪