この記事に辿り着いている方は、「仕事を辞めたい」と感じていたり、「私はもしかしたら鬱かも」と感じて検索をかけた方が多いのではないでしょうか?
この記事では、仕事をやめたいと感じる理由や、うつとの関係性について、私自身の経験談と友人の経験談の二つを踏まえ説明していきたいと思います。
前提として、私は軽度のうつと同様の症状を感じ、転職を決意し仕事を辞めています(診断なし)。一方で友人Aは私と似たような症状で軽度うつの診断を受け、仕事をやめています。また、友人Bは同じく軽度のうつ診断を受けていますが、転職はせずに仕事を続けています。
これらを前提に
仕事を辞めるべきなのか、辞めないほうがいいのか
診断を受けるべきなのか、受けないほうがいいのか
これらについても触れていきたいと思います。
辞めたって死なない
まずは、この記事の結論を述べたいと思います。タイトルの通りですが、新卒入社3年だろうと3ヶ月だろうと、心が辞めたいと感じたら辞めていんです。
よく、「3年は続けろ」だとか、「折角採用してもらったのに失礼」とか前時代的な古い考えの意見が多く、さも正当のように聞こえてしまうかもしれませんが、そんな事は一切ありません。
今の時代、転職は当たり前ですし、それがキャリアに物凄く影響するということも少ないです。
なので私が新卒の会社を辞める決断をした時は、「辞めたって死なない」くらいの気持ちでした。
これまで散々会社のために頑張ってきたんです!最後くらい自分のために、自分勝手に辞めていいとおもいます。
これくらいの気持ちで考えているほうが、気持ちが楽になると思いますよ。
診断をせずに辞めた理由
これは私の体験談になります。私はいわゆるHSPの特性があり、周りの目や様々なことを気にして、仕事に集中ができないタイプでした。
実際に自分自身でうつ病診断などを行い軽度のうつ病であることを自覚していました。(興味あれやってみてください!)
ですが、病院に行き診断することはありませんでした。
理由としては、職場環境や労働環境に不満があり、うつ気味だと分かったタイミングでは既に辞める決断をしていたからです!
そのため、特に診断等は受けませんでした。ですが、もし今後も同じような症状や精神状況になった際は早い段階で病院に行きたいと思ってます。
また、現実として受け入れ難いというのもあったと思います。自分自身がうつ病であると本当に意味で認知する勇気がなかったのかなと今振り返ると思います。
診断を受け辞めた友人
友人Aは新卒で入った接客業の職場環境にあまり馴染むことができず、入社半年後に精神科の受診をしています。そして軽度のうつ病と診断され職場を1ヶ月程度休職しています。
その後復職していますが、それでも症状が軽減されることがなく、2度目の休職後に退職をしています。
慣れない環境による精神的な苦痛や、得意でなかった接客業への不満などが積もり、それが心に影響を与えたそうです。
現在は、就職活動をしながら、自分の好きなイラストを書いたりして過ごしているそうです。以前に比べ給料は減ったけれど、好きなことに使える時間が増えたり、精神的な苦痛から解放されたことで、今では大分マシになったそうです。
この友人の場合は、「就職をしなければならない」という固定観念に囚われすぎてしまい、やりたくもない仕事に就いてしまったことが原因だと思います。
診断を受けるまでは、「絶対にそんなことない」「自分がなるわけない」と思っていたそうです。しかし、いざ診断され、うつ病だという事が分かると、心の荷が降りたように軽くなったそうです。
これらの経験から、少しでも今までと変わった自分を感じた際は、なりふり構わずちゃんと診察を受けるべきだと感じたそうです。大事になってからでは、遅いですからね!
実際に「〜でなければいけない」といった世間の当たり前は常に降り注ぐものなので、自分自身がそう感じた際は、「本当にやりたいことなのか」「命(時間)を使うべき事なのか」と自分しっかりと向き合うことで、少しは回避できるかなと思います。
うつ診断でも辞めなかった友人
私の友人Bは冒頭説明した通り、軽度うつの診断を受けているにも関わらず仕事を辞める選択をしませんでした。その理由と、友人Bが発症していた症状について説明していきます。
うつの診断が出ているため、労働環境や会社に問題があるのかと感じ、友人になぜ辞めないのかを聞いたところ、たった一つの理由が返ってきました。
それは、「やりたい仕事」だったからです。
彼は大学時代から、車関係の仕事に就きたいと言っていました。念願叶って内定を勝ち取った企業だからこそ、簡単には辞められないし手放したくないそうです。
転職をした私としては、それは他の会社ではできない仕事?と聞きたくなりますが、彼曰く労働環境や会社に問題があるわけではないと口にしました。
では、なぜそんな彼がうつ病になったのか、診断の内容を聞いたところ、
①プレッシャー
②仕事ができない自分
大きく分けて、この二つだそうです。
仕事がうまくいかない自分への悔しさであったり、周りとの差に感じるプレッシャーによってうつが発症したそうです。
発症当初は、食事もろくに喉を通らず不安で寝つきも悪かったそうです。また、ふと一人になった時に自然と涙が溢れてくる事もあったそうです。
これらの症状が約2ヶ月続き、一時は退職も考えたが、彼の責任感の強さや諦めない気持ちが上回り続けることにしたそうです。
これらの経験から、友人や家族への相談がとても重要だと感じたそうです。早い段階で本体言いづらい自身の病気について打ち明けていた事で、アドバイスなどをもらえ、自分自身で考える事ができたそうです。
最後に
うつ病は心の病気といわれています。
一番の解消方法は、自分自身と見つめ合い、自覚する事です。そうすることで、これまでマイナスに捉えていた事をプラスに捉えられるようになり、少しずつ心と体に変化が訪れます。
友人や家族への相談も「自覚する」ことの一種だと思いますので、たまには頼ってみてください!